中日新聞の「子どもの本棚」や日販図書館サービスの「ウィークリー出版情報」などに連載された、本についてのエッセイを一挙にまとめました。この本に出てくる本は全部で376冊。絵本あり、写真集あり、子どもの本あり、おとなの本あり、……。巻末には「この本に出てくる本たち」という総索引もあります。子どもたちに本をすすめる図書館司書はもちろん、次になにを読もうかと考える楽しみを知る本好きの方々におすすめです。

この本には次から次へと読みたくなる本が登場します。そして、本の紹介ではあるのですが、図書館司書として働きながら、子育てをし、親を看取り、本を読み、映画を見、海外旅行を楽しむ著者のここちよい人生がふんわりと伝わってきます。

☆タイトルの「よみからかす」は、読んで読んで読みまくるというようなニュアンスの名古屋弁です。


＜著者紹介＞
飯田治代（いいだ・はるよ）1968年に名古屋市図書館司書としてのキャリアをスタート。1984年ごろから、子育て中の母親たちと児童文学を読む会を主宰。子どもたちが成人しても、仲間たちとともに児童文学を読み続け現在に至る。