定価 |
本体1600円+税 |
発売日 |
2005年11月9日 |
頁数 |
208ページ |
ISBN |
4-87758-402-1 c0095 |
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ゆるやかな時間
松原喜久子・著
雨の日には雨の雫を観察し、原種のメダカを優しく育て、「愛・地球博」では小さな外交を重ねる日々。こころとからだが大きな環境の変化を受け入れたあとには、意外な楽しみが待っていた。
<目次>
? 散ってこそ桜/結ぶ雫、落ちる雫/朝顔一輪/青虫とひよどりとカラス など ? 抜けたトンネル/怪獣ドーナツ/栗きんとん/ぜいたくの裏側 など ? 老いのことはじめ/上々を数える/口紅はこれ一本 など ? 王妃の夢/綿毛舞う熟年婚/「第三の男」の並木 など ? 男性もスカート/コーヒーには塩とバターを/アイアイとバニラの国 など
<著者紹介> 松原喜久子(まつばら・きくこ)満州国撫順市に生まれる。大家族で育ち、家庭を持ってからも、姑や義理の妹など大勢のなかで暮らす。 子育てのなかで児童文学と出会い、自らの体験を昇華させた「ひみつシリーズ」を完成させる。 夫が市長になって8年。忙しい夫とふたりだけの生活にも慣れ、近々は、ことばだから表現できる世界をと、身辺観察を楽しむ。 主な作品に、『鷹を夢見た少年』(文溪堂)、『おばあちゃんのひみつ』『おひなさまのひみつ』『あの海のひみつ』『時のとびら』『えんどうの小舟』『花恋い』(KTC中央出版)など。 日本ペンクラブ、中部児童文学会会員。
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