定価 |
本体1600円+税 |
発売日 |
2006年8月16日 |
頁数 |
272ページ |
ISBN |
4-87758-406-4 c0095 |
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なごや環境首都宣言―トップランナーは、いま―
松原武久・著
人間以外のものにも思いをはせる。これから人間が生きていくためのたったひとつの倫理だ。いろいろな生きものに負荷をかけない生き方が、かつて日本にあった。里山だ。雑木林と集落と田んぼと小川、この四つが里山の四点セットだ。人間も生きものも、そこではみんな機嫌がよかった。そんなものは史上なかった。日本が唯一だ。 名古屋市長の松原さんが東山の森に里山を復活させようとしている。名古屋を鳥たちに感謝されるまちにしようとしている。 心から応援したい。 (財団法人日本野鳥の会会長 柳生博)
「なんて軽はずみな人なんだろう」、前著『一周おくれのトップランナー』のあとがきで、中部リサイクル運動市民の会代表の萩原さんが、私のことをそう評しました。本書を読んだ後、皆さんは「変わってないな、この市長」ときっと感じるだろうなと思いながら、今、この稿を起こしています。常に前を向き、ときには軽はずみといわれながら新しいことに挑戦してきました。環境施策はまず走り出すことが肝要。目標に向かって走り出せば、理由とシステムなんかは後からついてくるというのが、私の考えです。 (プロローグより)
<著者紹介> 松原武久(まつばら・たけひさ)名古屋市長。1937年1月26日愛知県尾張旭市に生まれる。東海中学・高校から、愛知学芸大学(現愛知教育大学)を卒業。1960年より守山東中学校教諭。大森中学校長、教育委員会教育長などを歴任。1997年4月に名古屋市長に初当選。2005年4月より3期目。2003年12月指定都市市長会長。2006年4月再任。共編著に『現代っ子小学生―家庭教育の基本―』『21世紀をのりきる子ども』(第一法規出版)。著書に『一周おくれのトップランナー―名古屋市民のごみ革命―』(KTC中央出版)。
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