定価 |
本体1500円+税 |
発売日 |
2008年5月12日 |
頁数 |
166ページ |
ISBN |
978-4-87758-418-4 c0095 |
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地球は人間だけのものではない−エコロジスト西村真琴の生涯−
畑中圭一・著
自然を愛し、自然と人間の共生を念じつづけた西村真琴の生涯を明らかにする評伝。 専門の植物学を極めるだけでなく、詩、版画、水彩画と多彩な才能を発揮し、45歳で北海道大学から大阪毎日新聞社に身を転じた。後半生では、科学エッセイで自然との共生を説き、日中友好を願い、未来をになう子どもたちの教育にも情熱を注いだ。
内容 プロローグ 1.信州松本から広島へ 2.代用教員から、いきなり校長に 3.満州植物二千余りの標本 4.コロンビア大学へ留学 5.マリモとの出会い 6.「表現者」として楽しむ 7.輝かしき1927年 8.ろぼっと「学天則」を制作 9.日中友好のシンボル 鳩の「三義」 10.科学とジャーナリズムの融合 11.幼児教育への情熱 12.科学読み物としての「親子理科」 13.中国の戦災孤児を大阪で教育 14.教育のあるべき姿を求めて エピローグ
<著者紹介> 畑中圭一(はたなか・けいいち)1932年、北海道岩見沢市生まれ。京都大学文学部文学科卒業。童謡の創作と研究に携わり、大阪国際児童文学館統括専門員、名古屋明徳短期大学教授などを務める。 1981年、詩集『大阪弁のうた二人集 ほんまにほんま』(島田陽子と共著)で第11回日本童謡賞を受賞。詩集にはこのほか『すかたんマーチ』『いきいき日本語きいてエな』など四冊がある。1991年、『童謡論の系譜』で日本児童文学学界奨励賞を受賞、ひきつづき『文芸としての童謡〜童謡の歩みを考える』『わらべ唄の詩学』『街角の子ども文化』などの著書を刊行するとともに、大正期・昭和前期の童謡同人誌の細目・解題を発行するなど、童謡史についての調査・研究をつづけ、2007年、童謡の通史『日本の童謡−誕生から九〇年の歩み』を出版、同書により第31回日本児童文学学会賞を受賞した。童謡のほか絵本、紙芝居、遊び、わらべ唄など広く子ども文化についての研鑽をつづけている。
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