愛知県の大府市中央図書館で図書館活動をボランティアで支える女性たちがいます。「O.L.V.=大府市中央図書館ボランティアグループ」といいます。
　このメンバーが、児童文学の評論家を巻き込んで、2008年から4年をかけて中部地方にゆかりのある11人の女性児童文学作家の全仕事と人生をまとめました。ここで取上げた女性作家たちは、家事や子育て、介護をしながら書きつづけています。そして、この本を企画した方々も、家事や育児、介護をしながら児童文学を楽しんでいます。児童文学初心者にもおすすめです。
　
〈編著者紹介〉
　林美千代(はやしみちよ)
　名古屋市生まれ。名古屋大学で心理学を学び、後に神戸大学大学院で児童文学を専攻。愛知県立大学、金城学院大学などで講師を務める。日本児童文学学会理事。日本児童文学者協会会員。

　山崎かよみ(やまざきかよみ)
　名古屋市生まれ。ブック・アドバイザー。共編著『お母さんが選んだ128冊の
絵本』、『子どもと楽しむはじめての文学』創元社、『児童文学に魅せられた作家
たち』ＫＴＣ中央出版。