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・巻頭口絵 ・三国志英雄伝・第一部 奇跡の風、長江に吹く/孔明の知略、天下三分の計 【その時、二〇八年一二月】 ゲスト/陳舜臣、ジュディ・オング ・劉備の理想への旅立ち、そして挫折 劉備/桃園の契り、そして旅立ち/生涯の宿敵、曹操 劉備、無為の日々/『三国志』の魅力 ・「三顧の礼」で孔明を得る 「臥龍」、諸葛亮/三顧の礼/曹操の南下/「三顧の礼」 に見る人とのつながり ・「天下三分の計」発動 「天下三分の計」とは/孔明の策略/天下を動かした 孔明の知略 ・長江に南の風は吹いたか? 合戦の舞台「赤壁」/長江に吹く東南の風/赤壁の激戦 /「赤壁の戦い」の意義 ・その後の劉備 蜀の建国と劉備の悲しみ/劉備の最期 ●担当ディレクターの取材ノート/渡辺 圭 ■三国志関連年表① |
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・三国志英雄伝・第二部 死せる孔明・中国を動かす/千年の時を越える教え 【その時、二三四年八月二三日】 ゲスト/陳舜臣、ジュディ・オング ・君自らとるべし~孔明と劉備の絆~ 宰相・孔明の政治/劉備の遺志/皇帝の夢を継いだ忠臣 ・七縦七擒、そして北伐へ 南方の少数民族の反乱/出師の表/孔明がめざした もの ・泣いて馬謖を斬る~孔明の誤算~ 緒戦、圧勝のあと/馬謖の失敗/馬謖の処罰と自己責任 リーダーの責任の取り方 ・死せる諸葛、生ける仲達を走らす 呉との同盟/五丈原の麓/空に天変あり/ その後の、魏・呉・蜀/ ・「五丈原の戦い」の意義/エピローグ ●担当ディレクターの取材ノート/富田 満 ■三国志関連年表② ・専門家・作家による参考文献案内/渡邉義浩 |
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・ 三国志エッセイ・論考/中国古代のエキスパート17人が語る ① 井波律子/陳寿と裴松之の生涯~『三国志』の誕生 ② 渡辺精一/羅貫中と毛宗崗の仕事~『三国志演義』の 誕生 ③ 岡崎由美/三国志外伝からみた英傑像 ④ 立間祥介/隆中の臥竜~若き日の孔明像 ⑤ 竹内良雄/孔明に会う前の劉備 ⑥ 宮川尚志/諸葛孔明の生きた中国古代末期 ⑦ 中林史朗/孔明の歴史的評価 ⑧ 掘 敏一/曹操政権の人材 ⑨ 石井 仁/曹操の力量について ⑩ 竹田 晃/曹操=感受性豊かな詩人としての一面 ⑪ 寺田隆信/曹操の死 ⑫ 中村圭爾/孫権-呉の誕生と基盤 ⑬ 福原啓郎/『三国志』時代の終焉と司馬昭 ⑭ 狩野直禎/三国時代の戦いをどうとらえるか ⑮ 窪添慶文/魏・呉・蜀の国力 ⑯ 雑喉 潤/いまに生きる諸葛村 ⑰ 渡邉義浩/単行本でみる三国志研究の現在 ・私の歴史時間(別巻)特集『三国志』/松平定知 |
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〈番組ゲスト〉 陳 舜臣(ちん しゅんしん) 小説家。1924年神戸市に生まれ、大阪外国語学校 (現・大阪外国語大学)卒業。母校の西南アジア語研 究所助手を経て、戦後から家業の貿易業に従事するか たわら小説を書きはじめ、『枯草の根』で江戸川乱歩 賞を受賞してデビュー。推理小説でスタートしたが、 中国歴史小説・史伝へと作域を広げる。日本に帰化し、 『太平天国』など著作多数。作家としての業績で日本 芸術院会員となり、勲三等瑞宝賞も受賞。 ジュディ・オング 歌手・俳優・版画家。本名翁ジュディ。1950年台湾 の台北に生まれ、2歳で来日し帰化して上智大学卒業。 日米合作映画『大津波』でデビューして以来、子役と して活躍。「恋ってどんなもの」で歌手デビューし、 「魅せられて」で第21回レコード大賞受賞。日・中・ 英・スペイン語が堪能で海外でも幅広く活動。版画を 学びはじめ、日本民家や草花をテーマにした作品を手 懸け、日展に5回入選。 |
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