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データ数約1000点の、子どもに関するデータベース
日本子ども資料年鑑2019
人口問題・子どもの貧困・生活習慣・いじめ・虐待・保育・医療・食・学力・メディア接触 等々
編集 | 社会福祉法人恩賜財団 母子愛育会 愛育研究所 |
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編集代表 | 中林正雄 母子愛育会 総合母子保健センター所長 |
発行 | KTC中央出版 |
頁数 | B5判400頁 |
巻頭特集 | 教室のようす〜子どもの身のまわりと先生〜 |
巻末資料 | 子ども年表(2017年11月~2018年10月) |
定価 | 11000円(本体価格10000円) |
送料 | 880円(税込/代金引換) [書店でのご予約、取り寄せ注文なら送料無料] |
付録CD-ROM付き
ご利用者の言葉より
桃山学院教育大学 学長梶田 叡一 氏
日本子ども資料年鑑は、創刊以来30年以上の歴史のある資料集で、現在、子どもに関する資料集としては、私の記憶する限り日本で唯一のものである。今回、書評執筆の依頼を受け、改めて読み返してみると、その膨大な情報量から数多くのことを考察できた。例えば、第7章に掲載されている国際的な学力調査の結果からは、日本のゆとり教育がもたらした影響を、諸外国との比較の中で検証することができる。また、これまで常に高い学力を示してきたフィンランドが、日本に遅れてゆとり教育に突入して順位を落とし、シンガポールや中国、韓国などアジアの国々が順位を上げている現状は、世界規模の社会や政治、教育の変化と結びつけて考えることができるだろう。
掲載されている数々のデータからは、子どもの発達や教育制度の変革、戦後日本から続く経済の流れなど、日本の抱える様々な課題が浮かび上がってくる。そして何より、様々な領域のデータを横軸、各データの時系列を縦軸として、相互のデータをリンクさせつつ検討していくことで、この先10年後、20年後の日本の姿が見えてくるのではないか、と思わせる資料集である。このような貴重な書籍が毎年発行されていることにあらためて感謝したい。長く発行を続けられることを望んでいる。
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授/附属病院子どものこころ診療部長
本田 秀夫 氏
本書は1988年創刊で,これが第25巻とのこと。膨大な資料をまとめる作業をこれだけの長きにわたって続けてこられた編集者の皆様に心より敬意を表したい。
一見,たくさんのグラフと表の集まりであるが,実は単なるデータ集ではない。内容を読み込めるしっかりとした本である。データを通じて何かメッセージが発せられているのを感じるのだ。研究者は,学会や研修会などで話すときに,自分の伝えたいメッセージを研究データのグラフや表に託すのだが,それと同様のメッセージをこの資料集は発しているように思われる。毎年テーマを変えて組まれる巻頭特集や,各章の冒頭に書かれた要約を読むと,そのメッセージ性がより明確になる。
付録にグラフと表がCD-ROMで提供されているのも,とても有難い。出典も記載されているので,研修会などの資料として使うことができる。
子どもに関わる諸問題を整理し,これからの課題を見つけていくための貴重な一冊として,多くの人に読んでいただきたい。

もくじ
【巻頭特集】教室のようす
〜子どもの身のまわりと先生〜
意外と知らない学校環境について、以下のポイントごとに解説。- 子ども達が過ごす教室はどういう場所?
- 床面積、天井の高さ、明るさ、騒音、机の大きさ、エアコン設置率等について
- 学校の先生たちの現状は?
- 仕事時間や通勤時間、夏休み中の過ごし方や有給休暇、休職率などの現状等について
- 子ども達の学校での様子は?
- 学校で過ごす時間や友達付き合い、学校の楽しさ等の実態について
さらに、学校で学ぶ子ども達の生活実態についてもデータを掲載し、学校が子ども達にとってより良い「学びと生活の場」へと変化していく現状に迫ります。
Ⅰ人口動態と子ども
1.日本の人口2.子ども人口
3.出生
4.死亡
5.人口移動
6.婚姻と離婚
1)婚姻
2)離婚
Ⅱ家族・家庭
1.家族構成と家族形態1)世帯の種類と規模
2)子どものいる世帯
2.少子化と子育てを取り巻く環境
1)ワーク・ライフ・バランス
2)女性の社会進出と結婚・出産・育児
3.社会の成熟と家庭を取り巻く経済環境
Ⅲ発育・発達
1.身体発育・発達1)幼稚園児・児童・生徒
2)肥満・痩身
3) 睡眠と発達
4) 発達障害等 2.体力・運動能力
3.性
1)青少年の性行動・意識
2)性感染症(STD)・HIV・AIDS・中絶
Ⅳ保健・医療
1.出生2.死亡
3.死産
4.人工妊娠中絶
5.障害予防
6.妊婦・乳幼児保健
1)健康診査
2)訪問指導・地域母子保健活動
3)出産・乳幼児の健康
4)感染症と予防接種
7.学校保健
1)職員配置
2)疾病・異常等
3) 保健室利用
8.子どもの心と身体
1)子どもの心
2)子どもの身体・疾病
3)医療給付等
9.子どもの事故
1)不慮の事故
2)交通事故
10.医療
1)不妊治療
2)医療の現状
11.諸外国の統計
Ⅴ栄養・食生活
1.乳幼児の栄養・食生活の実態1)栄養法・離乳
2)栄養素等・食品摂取状況
3)乳幼児の食
2.児童生徒の栄養・食生活の実態
1)栄養素等・食品摂取状況
2)子どもの食の実態と意識
3.学校給食
4.日本人の栄養・食生活の実態
1)栄養素等・食品摂取状況
2)外食・欠食
3)食の実態と食育
4)食料支出額
Ⅵ子どもと家族の福祉
1.所得保障1)生活保護
2)児童手当
3)児童扶養手当
4)特別児童扶養手当
2.ひとり親家庭・婦人相談の実態
1)ひとり親家庭
2)婦人相談・ ドメスティックバイオレンス
3.家庭児童相談
1)児童相談所・市町村
2)福祉事務所
3)民生委員(児童委員)
4.児童養護
1)養護問題
2)一時保護
5.子どもの障害
1)身体障害
2)知的障害
6.里親・養子・児童福祉施設
1)里親・養護
2)児童福祉施設
7.子ども虐待
Ⅶ 教育
1.学校教育1)学校教育総括
2)小学校
3)中学校
4)高等学校
5)中等教育学校・中高一貫教育
6)高等専門学校
7)短期大学・大学
8)高等教育の規模
9)特別支援学校・教育
10)幼稚園
11)不就学・長期欠席
12)スクールカウンセラー・相談員
13)キャリア教育
14)教育費
15)学校規模
2.学力問題
1)全国学力・学習状況調査
2)国際的な学力調査
3.国際化社会と子どもの教育
1)在留日本人子女
2)帰国子女
3)在日外国人
4.教育制度の国際比較
Ⅷ保育・健全育成
1.保育所等1)設置数・入所児童数・待機児童数等
2)待機児童解消への施策
3)特別な保育制度
4)新たな動向・保育体制等
2.保育関連サービス
3.放課後児童対策
Ⅸ子どもの生活・文化・意識と行動
1.子どもの生活時間1)起床・就寝・睡眠ほか1日の生活時間
2)学習時間
3)メディア接触時間
2.子どもの生活
1)学習塾・習い事
2)こづかい
3)所有物
4)読書
3.子どもの文化財
1)出版物
2)舞台芸術
3)映像・メディア
4.意識と行動
1)学校生活
2)生活習慣・生活体験
3)メディア利用
4)親子・友達関係
5)自己意識・価値観など
6)進路と将来について
Ⅹ子どもの行動問題
1.非行の推移2.非行の動向
1)年齢層別
2)罪種別
3)男女別
4)学職別
5)再犯・共犯
6)薬物乱用
3.校内暴力
4.家庭内暴力
5.いじめと人権
6.出席停止
7.登校拒否・不登校
8.教育相談機関・窓口
9.子どもの家出
10.自殺
11.行動問題をもつ子ども
1)家庭裁判所
2)少年鑑別所
3)少年院
4)保護観察
12.子どもの被害
1)福祉犯(子どもの被害)
2)子どもの犯罪被害・性被害
Ⅺ子どもをめぐる生活環境
1.国民所得2.家計所得・消費等の動向
1)家計の収支
2)貯蓄
3.労働
1)労働力等
2)青少年の労働
3)ニート・フリーター・ひきこもり
4.生活・文化・環境
1)休日・休暇
2)生活意識と人とのつながり
3)自殺
4)文化
5.運輸・通信
1)旅行
2)交通事故
3)通信
6.環境
1)住みよい環境づくり
2)医療施設
図・表 もくじ(2019年版)
2019年版の内容の一部を下記から閲覧できます。(PDF方式)データ閲覧にはAdobeAcrobatReaderが必要です。
特集 教室のようす 〜子どもの身のまわりと先生〜
Ⅰ 人口動態と子ども
Ⅱ 家族・家庭
Ⅲ 発育・発達
Ⅳ 保健・医療
Ⅴ 栄養・食生活
Ⅵ 子どもと家族の福祉
Ⅶ 教育
Ⅷ 保育・健全育成
Ⅸ 子どもの生活・文化・意識と行動
Ⅹ 子どもの行動問題
ⅩⅠ 子どもをめぐる生活環境
Ⅰ 人口動態と子ども
Ⅱ 家族・家庭
Ⅲ 発育・発達
Ⅳ 保健・医療
Ⅴ 栄養・食生活
Ⅵ 子どもと家族の福祉
Ⅶ 教育
Ⅷ 保育・健全育成
Ⅸ 子どもの生活・文化・意識と行動
Ⅹ 子どもの行動問題
ⅩⅠ 子どもをめぐる生活環境

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